Cave
「みちのね」の入り口には、手形を掲げている。 それは、超古代とも言える時間感覚を自分の仕事に入れ込みたいという想いがあるからだ。 もう一つ言うならば、絵画や彫刻といったジャンルの分化がなされる以前に戻ろうという感覚も含んでいる。 例えば、数年前に、200万年前につくられたと推定されている石像が、イタリアで、発見されたそ […]
小学校の同級生、永井君からのコメントに「はっ!」として、以前つくった頭像を引っ張り出して見詰める。 この像は、「お地蔵さんを。」ということで始めた時のもの。互いの距離を近づけるために一週間通って、日常の中で邪魔にならぬよう、お話をうかがったり、音楽を聴いたり、お茶を飲んだり、見るともなしに日常の表情をスケッチした。 像 […]
粘土入れから取り出し、頭像にする。 一つは、オホーツクの人。「矜持」と、テーマを定めてやってきたが、訳あって制作を中断した。等身像として制作したが、全てばらして粘土入れに戻した。しかし、頭部はどうしてもばらせず、そのまま粘土入れに戻してあったのだ。久しぶりに見ると凍れて崩れかけている。見つけたなにか、ちりじりばらばらに […]